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今回は「ボサノバ音楽」をより楽しむ為にパーカッションについて調べてみようと思います。
ボサノバやサンバなどのブラジル音楽でよく使われる楽器「タンボリン」という小さな太鼓と「スルド」という大太鼓がブラジル音楽の要となっているようなので、この2つに焦点を絞って見ていきましょう。
「タンボリン」とは? タンバリンでなくて??
「タンボリン」という楽器はご存じでしょうか?
「タンボリン」とは、ブラジル音楽(ボサノバやサンバ)でよく使われる打楽器です。
1920年にビヂ(Bide)という人がサンバで演奏するようになった事が、サンバ楽器として定着した起源なのだそう。
形は、小学生の時に使ったタンバリンとよく似ています(最近はタンブリンと言うそうです)が、それとは別物です。
タンバリンには、サイドにシャンシャンと鳴る小さなシンバルがついていますが、「タンボリン」にはそれはありません。
掌よりやや大きいくらいのフレームドラムのひとつで、別名タンボリムとも呼ばれるそうです。
「タンボリン」の叩き方
おもしろいのが、手で叩くのではなく、「タンボリンスティック」なるものがあって、それで叩くそうです。
2股や3股に分かれた、しなるスティックで、「タンボリン」特有の回転させながら叩く、回転奏法をする時に、このしなりがとても役に立ちます。
木製のスティックで叩く場合もあり、数股に分かれたスティックと比べると固い音が鳴ります。
タンボリンが繰り出すリズムは、表面を叩く音と、裏面を叩く音、その組み合わせで成り立っています。
スティックで表面を叩いて出す音がメインですが、タンボリンを持っている指で裏面を軽く叩いて音を追加する場合もあり、16分音符が連続して鳴っている状態となります。
その場合、スティックで叩く音と指で叩く音の強弱が変わってくるので、よりリズミカルでサンバらしい陽気なリズムとなるのです。
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「タンボリン」の基本リズム
「タンボリン」の奏でる基本リズムは、ボサノバにおいて、テンポを決める「スルド」に重ねて、「タンボリン」でシンコペーションでリズムを重ねる事が特徴です。
この「タンボリン」部分は後に、ギターのバチーダ奏法のバッキング部分に応用される事となります。
リズム例
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テンポキープに必要な「スルド」
「スルド」という楽器をご存じでしょうか?
低音で、ドラムセットで言うところのバスドラムに相当し、テンポキープの役割を担っています。
- 1920年に発明される。
- ブラジル音楽(ボサノバやサンバ)で使われる筒状の大太鼓。
- 低音。
- リズムの柱となるテンポを刻む楽器。
- 行進の足踏みの様な単調なリズムを構成する。
- ボサノバやサンバは2拍子なので、1拍目と2拍目に入る場合が多い。
- 特に、2拍子の2拍目が強調される。
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まとめ
今回は、ボサノバ音楽をより深く理解するために、よく使われる楽器「タンボリン」と「スルド」について調べてみました。
ボサノバ音楽はメロディよりリズムをよく理解すると、よりボサノバらしく演奏できると思います。
ピアノやエレクトーンで演奏する場合は、バッキング部分は「タンボリン」をイメージして、シンコペーションで入れ、ベース部分は「スルド」をイメージして特に2拍目を強調を意識して演奏又はアレンジをすると、よりボサノバらしい演奏になるのではないかと思います。
ボサノバでは、シンコペーションが多く出てくるので、柱となるリズムをしっかりと体でカウントしながら、リズムがずれていかないように休符を意識して演奏すると良いでしょう。
それでは今回はこの辺で。Bye(*・ω・)ノ
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