PR

【音楽】 場面別 転調の使い方 ~心理的変化を意図的に操る~

音楽

☆ 当ブログは、プロモーションを含みます。

ロリポップ!

転調の効果

転調を意図的に使って、より自分の作りたいイメージに近づけるように、あらかじめ転調の特徴を把握しておきましょう。

  • 曲のムードを変える
  • 場面転換
  • 気分の高揚感の演出
  • 聴衆に注目させる

気分を高揚させたい時

曲の後半に半音上・全音上への転調をする事により、曲を盛り上げ聴衆の気分を高揚させたい時に使いたいのが、「半音上」「全音上」への転調です。

特に、以前「剣の舞」を分析した時に学びましたが、「半音の上げる事」は聴衆を惹きつけるのにとても効果があります。

場面を急展開させるので、別名トラックドライバーのギアチェンジトラックドライバー転調 と言われます。

特に「半音上」への転調は印象深いので、何度も使用してしまうと鬱陶しく感じるので、ここぞという時、例えば曲の後半に使用するのが効果的でしょう。

ポピュラー音楽などで多く見られる
「Man In The Mirror」(Michael Jackson):同じパターンのメロディが続き、聴衆を十分に引き付けておいて最高に盛り上がったタイミングでの転調する事により、気持ちを爆発させる効果を見せています。

「 I Just Called To Say I Love You 」(Stevie Wonder)や「星屑のステージ」(チェッカーズ)も同様で、同じパターンを繰り返してそろそろ変化が欲しいと思うタイミングで転調する事により飽きさせず、魅力的な曲構成になっています。

Stevie Wonder スティービーワンダー / The Definitive Collection <MQA-CD/UHQCD> 【Hi Quality CD】

価格:2834円
(2025/2/19 01:45時点)
感想(0件)

「全音上」への転調は、「半音上」への転調より強烈なインパクトはありませんが、優しく気分転換ができる印象を受けます。

半音上・全音上への転調
  • 気分の高揚
  • 気分の盛り上がり

曲のムードを変えたい時

曲のムードを変えたい時に一番簡単に出来るのが、

  • 長調 → 短調
  • 短調 → 長調

明るい ⇔ 暗い は非常に分かりやすいですよね。

より自然に転調するには、「同主調」「平行調」を選択する事が一般的な転調です。

  • 同主調」とは?
    • 主音が同じ長調と短調の事
      • 例えば…ハ長調に対してはハ短調
  • 平行調」とは?
    • 調号が同じ長調と短調
      • 例えば…ハ長調に対してイ短調

さりげなく場面転換したい時

さりげなく場面転換したい時には、「属調」「下属調」を使用するのが良いでしょう。

  • 属調」とは?
    • 主調(元の調)の属音(完全5度上の音)を主音とする調
      • 例えば…ハ長調に対してト長調
  • 下属調」とは?
    • 主調の下属音(完全5度下の音)を主音とする調
      • 例えば…ハ長調に対してへ長調

意外性を出したい時

意外性を出したい時には、「遠隔調」への転調が良いでしょう。

  • 遠隔調」とは?
    • 近親調以外(遠隔調)への転調
近親調(4種)
  1. 同主調」:主音が同じ長調と短調の事 (ハ長調に対しては短調)
  2. 平行調」:調号が同じ長調と短調 (ハ長調に対してイ短調)
  3. 属調」:主調(元の調)の属音(完全5度上の音)を主音とする調 (ハ長調に対してト長調)
  4. 下属調」:主調の下属音(完全5度下の音)を主音とする調 (ハ長調に対してへ長調)

転調に転調を重ねた 代表曲

最近では転調に転調を重ねた耳コピ泣かせの曲が多く存在します。

どれもとても印象深く魅力的な曲です。

転調を重ねた代表曲
  • 「機関車トーマスのテーマ曲」
  • 「Butterfly」(木村カエラ)
  • 「炎」(LiSA)
  • 「Pale Blue」(米津玄師)
  • 「紅蓮の弓矢」(新劇の巨人OP)
  • 「Cry Baby」(Official髭男dism)など

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ポピュラー音楽で多く見られる「半音上」への転調ですが、「近親調」や「遠隔調」への転調も、それぞれの効果をしっかり意識しながら、自分のメロディをコントロールしていければと思います。

それでは今回はこの辺で。Bye(*・ω・)ノ

  • 当ブログは、プロモーションを含みます。
  • 当ブログの情報で不利益があっても、当ブログでは一切の責任を負いかねますので、ご了承下さい。
  • 当ブログで紹介した商品の購入は、自己責任でお願いいたします。
  • 当ブログの内容はできる限り正確な情報を提供するように努めておりますが、正確性や安全性を保障するものではありません。情報が古くなっている事もございます。
  • 意図せず著作権や肖像権を侵害してしまった場合は、速やかに対処致します。
  • 当ブログ内の文章や画像を無断で転載する事を禁止します。