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ロリポップ!
ハノンの練習をしていると、メトロノームのカチカチという音も相まって、だんだんと眠くなってきます。
一種の催眠状態にかかっているのではないかと思ってしまいますが、そんな頭がボーっとしている状態になると、当然ミスが増えてきますよね。
これは他の曲を弾いている時にも言える事で、初めは集中して上手く弾けていても、弾けば弾くほどミスが増えていく人いませんか?
ある程度弾けるようになってくると、気が抜ける、集中力が切れる、「ここは弾けるから~」と舐めてかかる・・・等の理由でどんどん下手になっていくんですよね。
今回はそんなタイプの人向けの、改善方法についてのお話です。
頭の中を整理する
同じフレーズを繰り返すのが特徴的なハノンですが、一度憶えてしまうと脳が考えるのをだらける(ゲシュタルト崩壊状態)になり、今まで間違えなかった部分を間違えたり、また、間違った後の復活に時間がかかったりしてしまいます。
そこで、フレーズ内でPOINTとなる部分をあらかじめ決めておく事をお勧めします。
考える(意識する)POINTを決めておくと、ミスしたり迷子になった時の復活に役立ちます。
では「ハノン」を例にあげて、どのように頭の中を整理していくのか、見ていきましょう。
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譜読み
これは、「ハノン」 NO抜粋.22 前半部分を一部抜粋したものです。
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① 「拍」で区切ってみる。
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1拍目と3拍目が、音の並びが上下し、2拍目と4拍目が綺麗に上がって(下がって)いる事が分かります。
1・3拍目のセット、2・4拍目のセットの組み合わせになっているという事ですね。
② 更に区切る。
ミスが起きやすいのは1・3拍目ですね。
このミスが起こりやすい部分を更に区切って見ていきましょう。
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1・2・3拍目の頭が3度ずつ離れている事が分かりますね。
2・4拍目は流れるように繋がっています。
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③ 音のイメージ
ここまで区分してみましたが、この小さな音の塊にどんなイメージを持っていイメージを持っていますか?
「イメージなんか無いよ」という人も多いかもしれませんね。
私が子供の頃は、音の並びを、” 階段 ” でイメージしていました。
例えば3度離れているのは1段飛ばし、全音下がっているのは1段ずつトントントンと降りるイメージを持っていました。
テンポが速くなると、水が流れているように感じる時もあります。
このように私の場合は、音を” 流れ ” で感じているんですね。
これは、もう個々でかなり変わってくる部分かと思いますので細かくは言いませんが、より具体的にイメージ出来る方が、ハノンの様に同じフレーズを繰り返すものでも、集中が続くのではないかと思っています。
一番大切な事
最後に、前述に分析したこれらの事を、「演奏する少し前に強く意識する事が大切」です。
初見をする時と同じ要領ですね。
初見演奏をする時は、今自分が弾いている部分の楽譜を見るのではなく、少し先を見て演奏しますよね?
どういう事かと言うと、目で見ている楽譜と、指で演奏している部分が違う、目が先読みをして指が後から着いてくるという状態です。
これは、「ハノン」でも同じ事が言えます。
「ハノン」は同じフレーズを繰り返すので、簡単に覚えられる一方で、気が抜ける、ダラケやすくなるというデメリットがあります。
ここで、ミスが発生するのです。
記憶してしまうと、集中が切れ、つい「今日の夕飯何食べよっかな」等と雑念が入ってきます。
雑念が入らないように、常に集中し、頭の中を整理しておく事が非常に重要です。
これは個々の性格にも因るので、万人受けする方法ではありませんが、自分は集中力が持たない、気が散りやすいなと思うのであれば、頭の中に散らばった音符達を整理整頓して、いつでも取り出せるようにしておきましょう。
おまけ
とは言え、「やっぱりハノンは飽きるんじゃい」と言うあなたへ。
究極の気分転換方法を伝授しましょう。
①サンバのリズムを流す。
②リズムに合わせてハノンを弾く。(バッキングはしっかり変えましょう)
以上。
これは、即興、アレンジが出来る人限定方法ですが、結構楽しいので試してみて下さい。
できれば、これを弾いた後に再度普通にハノンを弾いてみて下さい。
脳が切り替わって、意外と弾けるようになる時もありますよ。
ラクしたい人はどうぞ!(笑)
初心者さんは、アクセントの位置を変えてみたり、音の長さを変えてみたり、音数を増やしてみたりと自由に音で遊んでみて下さい。
楽譜通りに弾くのもテクニックの1つですが、「楽譜通りに弾かなくちゃ!」とがんじがらめになってしまうと、力 が入ってしまい逆効果になる場合も。
時には、力を抜いて楽しんで演奏する事を思い出して下さいね。
文字通り、音を楽しみましょう。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、「ハノン」頭の整理すると ミス がぐっと減る方法をまとめてみました。
こんなの分かっている、当たり前過ぎると思う人もいるかもしれません。
ただ、単純なフレーズの繰り返しは、簡単な様で難しいと思うのです。
何故ならそれは、「粗が目立つ」から。
だからこそ、音1つひとつに注目して丁寧に向き合う必要があるのです。
私が子供の頃先生に良く言われていた言葉です。
「ゆっくりな曲程難しい」
テンポが速いと何となく上手く聞こえるし、ごまかしも利く。
しかし、ハノンは基礎練習です。
日々、丁寧な練習の積み重ねを心がけたいと思っています。
1000歩の道も1歩から。
毎日の地道な練習に潤いを。
楽しく長く続けていきましょう。
それでは今回はこの辺で。Bye(*・ω・)ノ
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