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ロリポップ!
ここ2~3年で私自身に起きている困った現象があります。
それは、「音感が全音高く聞こえる」という事です。
初めこの事に気づいていなかった当初は、軽くパニックになりましたね。
耳コピ時に聞こえる音階がずれていても、「ちょっと練習をサボり過ぎたかな」程度に思っていましたが、「楽譜を見ています、指や鍵盤も見ています、音も聞いています」の状態なのにも関わらず、全音高く聞こえる・・・。
分かりますか?このパニック感。
「あれっ?これソだよな?ソ?ソ?ソ? ラに聞こえるけど、ソ?だよな? あれっ???」
そこでスケールをやり直して、ようやく正しい「ソ」の認識が出来たという感じでした。
仕事が忙しくて全く鍵盤を触らないという日が3日程続くと、音感がずれるのが分かったので、毎日音感で歌うようにし、チューニングをしてからは気を抜かなければ正しい音階を聞き取れるように戻りました。
が、ここにきて毎日音感トレーニングを続けていても、ずれて聞こえるようになってきました。
楽譜や手元を見ずにハノンを弾いている時でした。
高く聞こえる様で、何の音を弾いているのか曖昧になってくるのです。
ハノンの様に同じフレーズを何度も弾いていると、ゲシュタルト崩壊の様な現象が起き、楽譜もただの線に見えてくる事はありました。
それとは明らかに違うのです。
私がいかに音感に頼って弾いていたのかが良く分かりました。
音感がずれると、楽器が全然弾けなくなるのですね。
毎日チューニングをして衰えないように訓練していますが、どこまでもつか・・・。
こんな事人に聞いた事がないので、他の人がどうなのかは分かりませんが、今現在非常に困っています。
音感のズレに悩まされた音楽家たち
老化による音感のズレに悩まされた音楽家たちもいるようです。
やはり老化には抗えないのか・・・。
ベートーヴェンやモーツアルトなどがそうです。
こんなエピソードがあります。
ベートーヴェン 聴力低下エピソード
ベートーヴェンにも老化は平等に訪れており、晩年聴力が衰えていた彼は、ピアノの音が高く聞こえていたと言われています。
彼のピアノソナタ(ソナタ32番)では、第2楽章の主題が変ロ長調で始まります。
しかし、本当は変ホ長調で書きたかったのだそうです。
モーツアルト 聴力低下エピソード
彼のレクイエムでは、第1楽章の序奏部分がニ短調で始まります。
しかし、本当はホ短調で書こうとしていたのですが、その時のオルガンが低く調律してあったためずれてしまったそうです。
音感をこれ以上衰えさせないように、今すぐできる音感トレーニング
正しい音感トレーニングがどれなのかは分かりませんが、私が毎日行っている音感トレーニング方法をご紹介します。
- ピアノを弾くのと同時に音階で歌う
- アカペラで音階(スケール)を歌う→ピアノで正しい音程を確認する
音階で歌う
鍵盤奏者なら普通にあると思いますが、弾いている時は意識せずとも音階が頭の中で鳴っていると思います。
それを声に出して歌うのです。
私がほんの小さな子供の頃、レッスンでは必ずう歌わされました。
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「歌えるものは弾ける。弾けるものは歌える」
「歌えないものは弾けない。弾けないものは歌えない」
と、教わっていました。
だから私は、大人になった今でも歌うのは当たり前で、これが結構、記憶定着に役立っているのではないかと考えています。
英単語や歴史の年号を覚える時も、頭の中だけで考えて覚えるよりも、体を動かしながら覚える方が記憶しやすいのと同じです。
アカペラで歌ってから、鍵盤で正しい音を確認する
アカペラ → 鍵盤で正しい音を確認
この順番が大切です。
音感がある人にとって、音を聞いてから歌うのは正直屁の河童、楽勝です。
そうではなくて、「自分発信で音を出す」という事は、じっくり音を確認して、一つの音に向き合う事になるので、それだけ印象に残りやすいのです。
特に私が一番有効だったのが、ショパンの幻想即興曲冒頭部分の「ソ#(ラ♭)」。
この音は非常に印象深くまた、思い出しやすい音なのでアカペラで歌う時の基準となっています。
このように、自分で印象深い曲、思い出しやすい音を思い出しながら、声を出すとズレる事が少なく安定して歌えます。
この音程を思い出す際は、別にイントロの一番初めでなくとも「サビの頭でも良い」ですし、ご自分が一番思い出しやすい部分に集中すると良いです。
思い出せるのなら、J-POPでも良いのですが、アレンジをして調が変更されているものも多くYoutubeなどで耳にする機会があるので、知らぬ間に音感が狂ってきてしまうのではないかと危惧しています。
なので私的には、誰が弾いても変調の心配があまりない、「クラシック(特にピアノは音がクリア)」が一番良いと思います。
更に、幻想即興曲のように一音を長く伸ばすような音から始まる曲の方が、じっくり音を聴く事ができるので、スローな曲をチョイスして覚えるといいような気がします。
できれば、12音全ての音に対して、すぐに思い出せる曲を用意しておくと良いかもしれませんね。
私が思い出しやすい音、印象に残りやすい音
「ラ♭(ソ#)」から始まる曲
•幻想即興曲:ショパン
•月光ソナタ第1楽章:ベートーヴェン
「シ♭」から始まる曲
•愛のテーマ(ニューシネマパラダイス):モリコーネ
「シ」から始まる曲
•別れの曲:ショパン
「ミ」から始まる曲
•エリーゼのために:ベートーヴェン
•enegy flow :坂本龍一
「ファ」から始まる曲
•ジムノペティ第1番(メロディ冒頭部):サティ
•カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲:マスカーニ
•戦場のメリークリスマス:坂本龍一
「ソ」から始まる曲
•ジムノペティ第1番(イントロ):サティ
「ソ♭(ファ#)」から始まる曲
•スペイン:チックコリア
「ラ」から始まる曲
•Summer (メロディ冒頭部分):久石譲
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、「老化による音感のズレ」についてのお話でした。
若い頃は当たり前に鳴っていた音階が、ある日突然そのズレに気づいてしまう。
それはもうパニックになりますが、毎日のトレーニングでせめて今ある音感がこれ以上衰えないように毎日チューニングを続けていきましょう。
それでは今回はこの辺で。Bye(*・ω・)ノ
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