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ピアノやエレクトーンを弾くにあたり、必ずと言っていい程ついてまわるのが、「脱力」です。
これは悩んでいる人とても多いと思います。
私も例に洩れず「力が入ってる!、力抜いて!」と、注意を受けていた一人です。
今は様々な動画で脱力の方法を教えてくれるのでとても有り難いのですが、今回は少し視点を変えて、「力」が入っている時、自分の体がどんな反応をしているのか観察してみようと思います。
「自分を」観察する
観察するにあたり、ハノンが観察しやすいので試してみて下さい。
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「弾ける部分」と「弾けない部分」を比較
1.ゆっくりテンポから始めて、自分が力まず余裕を持って弾けるテンポで演奏します。
2.徐々にテンポアップしていき、どうしても力んでしまう部分を探します。
3.「力まずに弾ける部分」と「力んでしまう部分」を比較します。
- 体のどの部位が緊張して(力んで)いますか?
- 「指」が固まっていませんか?
- 「足」が力んでいませんか?
- 「肩」が強張っていませんか?
- 「腰」が痛くありませんか?
- 「歯」を食いしばっていませんか?
意識を逸らす
演奏中に指の動きがぎこちないなと感じる時、それは体のどこかに力が入っているサインなのかもしれません。
演奏しながら自分の体に意識を向けて、力んでいる部分を探してみましょう。
他の部位に意識を向けるだけで、力んでいる部分が見つかると思います。
力んでいる部分が見つかったら、演奏しながらその部分に意識を向けて力を抜いてみましょう。
指先や手には意識を向けなくてOK。
例えば、私の場合・・・
私の場合を例にあげると、左手がぎこちない動きをしている時は指にも力が入ってしまっていて、同時に右足先にも力が入っている事に気が付きました。
そんな時は演奏中に、右足に意識を向けて右足の力を抜いてみます。
すると・・・
上手く弾かなきゃ、間違わずに演奏しなきゃと焦ると、指先に意識が集中し過ぎて、どんどん猫背になり視野が狭くなり、指先の柔軟性がなくなってしまいます。
指先に意識が向いているのを、あえて足に意識を向ける事で、体を開き視野を広げる事ができるのです。
どうでしょうか?
少し弾きやすくなったのではないでしょうか。
この方法は、ぎこちない指使いが劇的に改善される方法ではありませんが、「脱力」するとは「体がこんな感覚になる事なんだよ~」と、体に経験させる事が目的です。
と、同時に自分の弱点を知る方法でもあるのです。
自分の弱点を知る
弱点とは、苦手な部分という事です。
人によって苦手な部分は違うし改善方法も違うので、ここでは体験を例にあげて、改善方法を探っていきます。
私の弱点
- ハノン テンポ90を超えると、指の動きがぎこちなく感じる。
- 左手 3・4・5の指が連動して動きがち。
- 左手 4の指の力が弱い。
- 左手 2の指が勝手に動きがち。
- 脳の切り替えが遅い。
弱点改善方法を探る
ここからは、私が実際に行っていた改善方法をご紹介していきます。
☆ 自分の指が動く限界スピードを知る。
- 机の上で、苦手な部分を弾く。
- 指番号はきっちり守る。
- 最速で指を動かす。初めは、鍵盤の幅は無視して良い。
- 上手く弾こうと思わない。これ大事。
- テレビを見ている時にする無意識の指遊びくらいの軽い気持ちで行う。
☆ 確認事項
- 指が自然な動きをしているか?
- 力が入っていないか?
- 上手く弾こうと思っていないか?
☆ 実践
- 力が入っていない事が確認できたら、何度も繰り返し行って、筋肉にこの「力が入っていない感覚」を記憶させる。
- 時間を空けずに、鍵盤に移行し演奏してみる。
- 次の日になるとまた忘れるので、再度「机上練習→鍵盤練習」を行う。
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まとめ
いかがでしょうか?
今回は「観察と意識」についてのお話でした。
ピアノやエレクトーンを弾く時に避けては通れない「脱力」。
指ばかりに意識が向いてしまいがちですが、意外と足に力が入っていたり、歯を食いしばっていたり、上手く弾こうと欲張っていたりと、指とは全然離れた部分に影響があったりします。
指に向いていた意識をグイっと引き剝がし、体の他の部位をよく観察してみましょう。
そこを緩める事によって、指も連動してスムーズに動くようになると思います。
脱力方法は検索すると沢山出てきますが、まずは自分自身の体や意識をよく観察し、自分にあった方法を見つけてほしいと思います。
それでは今回はこの辺で。Bye(*・ω・)ノ
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