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「ラクで確実な暗譜方法」
今回は、暗譜苦手な私が実践している、「ラクで確実な暗譜方法」をシェアしていきたいと思います。
この方法は、暗譜が苦手な方、練習時間が取れない方向けのコツコツ型暗譜法となっています。
大人になると日々のやる事に追われてなかなかまとまった練習時間が作れないので、限られた時間の中で効率良く練習したい。
そんなお悩みを解決できるヒントになるかもしれないので、是非最後までご覧ください。
この方法を一言で説明すると、「毎日ほんの少しだけ暗譜していく」だけなので、暗譜が苦手な人でも大丈夫!
しかも、確実に前に進んで行くのを実感できるので、モチベーションを保つ事もできます。
また『毎日少しずつ』というのもポイントで、ピアノ上達には近道は無く、完成まで遥か遠くに感じ挫折した経験がある方もいると思いますが、確実に憶えてから次のフェーズに進むので「忘れにくい」というメリットもあります。
人によってこの方法が合う、合わないがあると思いますが、一度試してみる価値ありです。
それでは、早速見ていきましょう!
1回で憶えられる分だけ
皆さんが練習する時は、どの様に練習していますか?
少しずつ進めていく慎重派?
最初から最後までひとまず通して弾く派?
今回ご紹介するのは、年齢がいくほどに記憶力がどんどん落ちていく大人ピアノさん達に特におすすめの方法です。
一度に数小節を憶えようとすると挫折してしまうので、まずは自分が確実に記憶できる分量を把握しましょう。
これは場所によっても違うと思うので、例えば、
「右手のみ一小節分だけ」とか「両手合わせて半小節分だけ」とか時には「3音のみ」でもOK!
ここでのPOINTは、「確実に憶えられる分だけ」です。
憶えるのは、
- 指番号を振る
- プロの演奏を観察する
- 強弱を把握
- 原曲を聴く
- 音階で歌うなど
では、ひとつひとつPOINTを解説していきますね。
「1.指番号を振る」
ここでのPOINTは、「毎回同じ指番号で弾く事」です。
「暗譜する」という状況とは、
- 頭が記憶する
- 目が記憶する
- 耳が記憶する
- 指が記憶する
パターンがあると思います。
「同じ指番号で弾く」のは、指に記憶させるために行います。
指番号は、一番指がスムーズに自然な形で動くように決めていきます。
手の大きさなどで個人差があると思うので、一番しっくりくる動きを探っていきましょう。
指番号を決めるメリット
一度指番号を決めたら、毎回同じ指番号で弾きます。
これは早く憶える為にとても大切な事です。
しかも、ミスタッチを減らすメリットもあるので、丁寧に行いましょう。
指番号が決まったら…
- ゆーーーーーーっくり弾く(絶対に間違わないテンポで)
- 指に馴染ませる
- 本来のテンポで弾く
- 本来のテンポを、3回繰り返す
- 正しく出来たら、今日の練習はおしまい。
- 翌日に同じ部分を復習
- ミス無く弾けたら、次のフェーズに進む。
もし、間違ってしまったら…
- 頻繁に間違うようなら、もう一度見直し
- 指番号は不自然ではないか?
- 正しい姿勢で弾いているか?
- 力んでいないか?
- 記憶する分量が多くないか?(記憶する分量を減らしてみる)
- プロの演奏を見て、イメージトレーニングできているか?
- 理想とする演奏をイメージできる事も大切です。
- 憧れの人になりきるのもアリです。
- 原曲を聞いて細部まで思い出せるか?(指使いや強弱、ストーリーなど)
ここでの注意点
- 間違った音を出さない
- 間違った指使いをしない
- 片手ずつ行う
- 簡単だからといって、いきなり両手で合わせると暗譜が曖昧になる為。
- 強弱も忘れずに
- 原曲を頭の中に響かせながら弾く
- プロの人の指使いをイメージしながら弾く
「2.強弱を把握する」
暗譜をする時は、音を正確に把握するだけではなく、強弱も一緒に憶えます。
ここでは、一音一音についているアクセントの位置などを正確に記憶していきます。
長い強弱がついている場合は、原曲を聞いて全体の中で強い部分なのか弱い部分なのかを把握していきますが、これは通しで弾く時に抜け落ちないように意識しておきます。
楽譜を見るだけではなく、原曲を何度も聴いて頭の中に響かせながら演奏すると良いでしょう。
「3.音階で歌う」
「歌えるものは弾ける。弾けないものは歌えない。」
私が子供の頃に先生からよく言われた言葉です。
とにかく、どんなものでも歌うのが弾ける様になる第一歩です。
速いメロディでも左手の伴奏でも同じです。
音階が頭の中で流れていると、うっかり忘れた時でも簡単に思い出せるので、是非練習に取り入れて下さい。
「1回で憶えられる分だけ」 まとめ
- 指番号
- 強弱
- 音階で歌えるように
最初から通して弾く
1回に記憶できる部分を全て憶えたら、次に全体を通して弾きます。
部分的には憶えていても、全体を通して弾く時には集中力が分散されるので、全然弾けないという事もよくあります。
それではまだ記憶の定着が甘いという事なので、集中力散漫になっても弾けるくらい耳、目、指に記憶させていきましょう。
ただ、私の経験上、何度も弾けば良いのかというとそうではなさそうな気がします。
人によって違うかもしれませんが、ただぼんやりと何度も弾いてもあまり意味が無いように思います。
私の場合、集中力がもつのが、通しで3~5回弾く分くらいでしょうか。
それ以上やってもどんどんミスが増えて、間違った指使いや音が脳に記憶されてしまいます。
ミスする前に弾くのを止めて、次の日に正しい音で復習する方が効率が良い気がします。
皆さんはどうでしょうか?
ここでは、私のルーティンをご紹介しておきますね。
- 3〜5回程度最初から通しで弾く
- 絶対間違わないテンポでゆっくり弾く
- 徐々に早くしていく
- 最後に理想とするテンポで弾く
- 次の日まで寝かせる
- 前日と同じ事を繰り返す
- 憶えられなければ、また次の日に持ち越し
注意 「寝かせている間に、イメージトレーニング」
次の日まで寝かせている間すっかり忘れてしまうのではなく、やっておくべき事があります。
- 原曲を聞く
- 耳に記憶させる
- プロの演奏者の指使いを見る
- 自分が好きな演奏者、目標とする演奏者を見るのがオススメ!
- 憧れの人になりきるのもアリ
何度も間違ってしまうなら…
- ゆっくり弾く
- 指番号を見直す
- 指のポジション確認
- 姿勢のポジション確認
- 常に同じ位置で弾く
- 無駄に体を揺らさない
- 鍵盤までの距離が変わって、ミスを招く為
- 体に記憶させる為
- 集中力の強化、持続トレーニング
- “お腹すいたな”とか”あの書類の提出がもうすぐだな”とか考えない。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は暗譜苦手な私が実践している、「ラクで確実な暗譜方法」をシェアしました。
- 指番号
- 強弱
- 音階で歌えるように
- 3〜5回程度最初から通しで弾く
- 絶対間違わないテンポでゆっくり弾く
- 徐々に早くしていく
- 最後に理想とするテンポで弾く
- 次の日まで寝かせる
- 前日と同じ事を繰り返す
- 憶えられなければ、また次の日に持ち越し
- 原曲を聞く
- 耳に記憶させる
- プロの演奏者の指使いを見る
- 自分が好きな演奏者、目標とする演奏者を見るのがオススメ!
- 憧れの人になりきるのもアリ
- ゆっくり弾く
- 指番号を見直す
- 指のポジション確認
- 姿勢のポジション確認
- 常に同じ位置で弾く
- 無駄に体を揺らさない
- 鍵盤までの距離が変わって、ミスを招く為
- 体に記憶させる為
- 集中力の強化、持続トレーニング
- “お腹すいたな”とか”あの書類の提出がもうすぐだな”とか考えない。
人によって記憶できる分量や手の大きさ、癖などが違うのでこの方法が絶対良いというわけではありませんが、年齢と共に記憶力が落ちてきている人にとっては暗譜は大変。
一度試してみて、どんどん自分に合った方法に改善していくお手伝いができれば幸いです。
それでは今回はこの辺で。Bye(*・ω・)ノ
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