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今回は、ミシェル・カミロの「ON FIRE(オン・ファイア)」のコード分析をしていこうと思います。
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「ON FIRE」概要
- プロデュース:Michael Camilo(ミシェル・カミロ)
- リリース:1989年
- ジャンル:ラテンジャズ
- 近年の速弾き代表曲と言っても過言ではない、イントロからエンディングまで一気に駆け抜ける感じが、とても潔い!
- イントロが流れるだけで、一気に会場が盛り上がる!
- この曲が演奏できたら、絶対かっこいいし、何より気持ちいい!
出てくるコードはとてもシンプル
「ON FIRE」は、とてもアップテンポな為、さぞ難しいのだろうと想像するが、ところが出てくるコードは、初心者が出会うコードしか出てこないのが驚きです。
全体は11ページに及ぶ楽曲ですが、出てくるコードはたった10個しかありません。
しかも、ほとんどが初心者の段階で習うものばかりです。
- Dm
- Dm7
- C7
- B♭7
- A7
- D7
- Gm7
- E7
- Am7-5
- Dm7/C
実は、○○になっている
実はこの曲は、” ターンアラウンド ” つまり、「同じコード進行が何度も繰り返される」使用になっています。
Jazz界隈ではお馴染みですね。
- イントロ Dm → A7
- Dm7 → C7 → B♭7 → A7
- Dm7 → Am7-5 → D7 → Gm7 → E7 → A7 → Dm7
- 繰り返し
どうでしょうか。
ここまで見ると「簡単なコード」「少ないコード数」「同じコード進行の繰り返し」で、ゆっくりなテンポなら意外と射程圏内な気がしませんか?
でも、ここからが、ミシェル・カミロの凄い所です。
小節数は無視ですか?
一般的に多くの楽曲は、8小節や4小節単位が多く、ターンアラウンドになっているコード進行は、だいたいこの流れに上手く収まっている曲が多く見受けられます。
(例えば、1コードに付き1小節だとしたら、最初から最後まで1小節分)
しかし「ON FIRE」に至っては、完全無視です。
例えば、Dm7 が出てくる部分をピックアップして見てみると、1小節の部分もあれば3小節連続の部分もある。
イントロを除けば、最大22小節も続いている部分もあるのです。
「アドリブ」 とは本来こういうもの なのかもしれない
速弾きはなかなか耳コピするのは難しく、楽譜を見て、「ああ、こういう事か」と納得しましたが、楽譜から読み取れるのは、
カミロのアドリブは本当に自由で、伸び伸びとしているんだなと感じました。
「音って、こう流れるのが自然だよね」という壁をぶち壊していくスタイルに「ああ、これはアリなのか」と自分がいかに殻に囚われていたのかと痛感しました。
また、バックで支えるコンバス等の他楽器奏者の方々も、カミロを信頼し、音を委ねている感じが伝わってくるようでしたね。
- カミロのアドリブは、本当に自由
- 当たり前は、ぶち壊して良い
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、「ON FIRE」コード分析 についてのお話でした。
耳コピが難しい速弾きですが、楽譜を見てコード分析をしてみると色々な事が見えてきました。
楽譜をそのまま演奏するも良し、コード進行を自分の演奏に生かすも良し、またターンアラウンドの概念をぶち壊すもありと学ぶ事が多くありました。
速弾きの楽譜はなかなか数少ないので、是非一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
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