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「安定しない演奏」「ブランクからなかなか復活しない」原因が、ここにあった!
今回は、簡単な楽譜ならいきなり両手合わせて弾き始める事ができる中堅の人が陥りやすい、「落とし穴」についてのお話です。
新しい曲を始める時、みなさんはどのように練習し始めますか?
習いたての頃は、右手と左手別々に弾いて、それぞれが弾けるようになってから、両手合わせて弾くと思いますが、ある程度弾けるようになってくると、片手ずつ弾く事を省略して、はじめから両手合わせて弾く事あると思います。
私もそうでした。
せっかちなので、「早く仕上げたい」と気持ちが急いでしまい、両手から弾き始めるのですね。
しかし、そこには「演奏が安定しない落とし穴」があった事に、大人になってから気づきました。

演奏中、何の音が聞こえていますか?
実際、片手ずつ練習しても、「片手使いの癖」がついてしまい、結局両手合わせた時に「両手使いの癖」に切り替えるという作業が増えるので、無駄だよな~と思う事もあります。
これはこれで納得なのですが、ここで言う「落とし穴」とは、癖の話ではなく、
「左手の音が、聞こえていますか?」
と、いう事です。
一度確認してほしいのですが、
両手合わせて弾いている時、脳内で響いている音階は何を拾っていますか?
私の場合何も考えていない時は、主にメロディの音階が聞こえています。
たまに目立つ左手の音階が聞こえる感じです。
皆さんは、どうですか?
左手やベースの音階は、聞こえていますか?
メロディも左手の音も、両方しっかり流れている(把握している)人は問題ないので、このページは飛ばして下さい。
メロディしか聞こえていないという人は、最後まで読んでいただけると有効な情報がGetできると思います!
「落とし穴」の内容
メロディしか聞こえていない人は、では ” 左手の部分を歌う ” 事はできますか?
今回の「落とし穴」はこの左手が歌えないという所にあるのです。
両手で演奏している時、頭の中ではメロディの音程は聞こえていても、左手で弾いている低音やベースラインまでは意識できていないことが多いと思います。
エレクトーンの場合は、左手はコードを押さえるので、音の響きや調和を把握していれば良いので、そこまで左手の音を意識しなくても良いのですが、ピアノの場合、左手部分が第2のメロディの様に音が美しく流れている場合が多いので、「響きだけ把握していればいいや」と思っていると失敗に繋がる原因となります。
左手やベースの音が聞こえない弊害
左手の音が聞こえないとどんな失敗に繋がるのか、気になりますよね?
どのような失敗に繋がるのかと言うと、
「あ、忘れちゃった!次なんだっけ?」
「ドだったかな?レだったかな?」
という微妙な音のど忘れに対応出来なくなります。
頭の中で、メロディラインと他の音のラインが同時になっている状態なら、正しい音が導き出せるのですが、左手やベースの音をメロディに付随する音として認識していると、突然のど忘れに迷いが出てしまうのです。
やはりどんなに上達しても、メロディはこのようになっていて、左手はこの流れ、ベースラインはこう流れていて…と明確に頭の中でなっている状態が理想です。
鍵盤に向かって演奏していなくても、想像上でこれが出来れば完璧です。
一度鍵盤から離れて、想像上で演奏してみて下さい。
メロディを歌う事は簡単ですが、意外とその他の音まで歌う事は難しいです。
暗譜にも役立つ方法なので、単純な曲から試してみて下さい。
左手が聞こえるようになる!有効な練習方法
片手ずつ練習するのは当然として、声に出して歌うのが良いと思います。
片手ずつ弾いていれば自然と憶えていくので、繰り返し歌いながら弾きましょう。
余談ですが、この時音感も同時に鍛えられるので一石二鳥なので、おすすめ方法です。
もちろん、私も実行している方法です。
これが出来たら、もうワンステップUPして、両手合わせて弾いて、尚且つ、声に出して左手の部分を歌うのです。
これは本当に難しい。
メロディを歌いながら両手演奏は簡単だと思います。
しかし、「左手を歌いながら、両手で演奏」はとても難しいのです。
人は高い音を優先的に認識するように出来ているそうなので、メロディより低い音を歌うのは、強く意識しないとできないので、「左手やベース部分を歌いながら、両手で演奏」する事は、とても有効です。

まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、『大人ピアノ 中堅の人が陥りやすい「落とし穴」』についてのお話でした。
これは私自身子供の頃全く意識していなかった事で、大人になってから上達に行き詰りを感じ、色々分析した結果導き出した解答です。
練習中の時はちゃんと弾けていたのに、しばらく経つと忘れてしまって弾けなくなる、メロディはすぐ弾ける様になるのに、左手はなかなか復活しない、こういう事はよくあると思います。
今回ご紹介した方法で練習すると、しばらくブランクがあって忘れてしまっても、耳が記憶しているので、復活も早いのでとても役立つ方法かと思います。
左手は、メロディに比べると音域の幅も広いし歌いにくいのですが、試す価値アリだと思います。
それでは今回はこの辺で。Bye(*・ω・)ノ
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