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【絵本】 読み聞かせ、寝かしつけ絵本 「おふろ列車」

絵本

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ロリポップ!

読み聞かせ、寝かしつけ、おやすみ用絵本

おやすみ前の時間に読めるような、優しいお話です。

読み聞かせしやすいように、お話は ” 漢字 ” 表記にしてあります。

また、お子様ひとりでも読めるように ” 全ひらがな “ 表記も別ページにご用意しておりますので、ご利用下さい。

今日も今日とて、お風呂列車は進んで行きます。

今回はどんなお客さんに出会えるでしょうか?

おふろ列車

いつも、おふろ列車は 大盛況。

今日はどんなお客さんが乗ってくるかな?

町の駅から乗ってきたのは・・・

ガタゴト、ガタゴト

おふろ列車は、ゆっくりと進んで行きます。

「とうちゃーく!とうちゃーく!」

おふろ列車は、町の駅に到着しました。

「早くしなさい! もう列車が来てるわよ!」

「早く、早く。来てるぞ、来てるぞ。」

「いそげや、いそげ。乗り遅れるぞ。」

今日一番のお客さんは、にんじんファミリーです。

にんじんファミリーは、にんじん母さんと4人の子供たち。

みんなおふろ列車が大好きです。

泥んこだらけの子供たちを、にんじん母さんは綺麗に洗っていきます。

ゴッシーゴシゴシ、ゴッシーゴシゴシ

さあ、みんな 綺麗になりました。

川の駅から乗ってきたのは・・・

ガタゴト、ガタゴト

おふろ列車は、ゆっくりと進んでいきます。

家々の間をすり抜けて、やがて川が見えてきました。

「とうちゃーく!とうちゃーく!」

おふろ列車が、川の駅に到着しました。

「コロリン、コロリン。来たぞ、来たぞ。」

駅のホームは、ガヤガヤ、ざわざわ とっても にぎやかです。

それは、丸いお豆さん達ご一行が、いまか、いまかと待ちわびている声でした。

チャポン、ポチャン、つるん、ぴょん

みんな、思い思いにお風呂に飛び込んでいきます。

ちっちゃいお豆さん達が飛び込む度に、かわいい水音がポチャポチャと音楽を奏でています。

レンジで1分20秒簡単お手軽本格スープ

草原の駅から乗ってきたのは・・・

ガタゴト、ガタゴト

おふろ列車は、ゆっくりと進んでいきます。

川の流れに沿って、右に行ったり、左に行ったり。

「とうちゃーく!とうちゃーく!」

やがて、おふろ列車が、草原の駅に到着しました。

乗ってきたのは、うーしーでした。

うーしーは、町で一番大きいので、おうちのお風呂には入りきれません。

うーしーが湯舟に入ると、お湯がぜーんぶあふれてなくなってしまうので、いつもおふろ列車を利用している常連さんです。

「ザッパーン!」

おやおや、今日もうーしーは豪快にお風呂に入っているようです。

岩場の駅から乗ってきたのは・・・

ガタゴト、ガタゴト

おふろ列車は、ゆっくりと進んでいきます。

町一番のうーしーが乗っているので、おふろ列車はちょっと斜めに傾いているようです。

「とうちゃーく!とうちゃーく!」

やがて、おふろ列車は、ゴツゴツした岩が沢山落ちている、岩場の駅に到着しました。

ゴロン、ガロン、ゴロン、ガロン

ジャオス爺さんが乗ってきました。

ジャオス爺さんは、とっても怖い顔をしていますが、転がって歩くので、変顔になってしまうお爺さんです。

ゴロゴロと転がるので、顔が砂まみれ。

ジャオス爺さんは、タワシを使って顔をゴシゴシと洗います。

洋服屋さんの駅から乗ってきたのは・・・

ガタゴト、ガタゴト

おふろ列車は、ゆっくりと進んでいきます。

岩場の間をすり抜けると、隣町が見えてきました。

隣町はお店屋さんが立ち並んだ、賑やかでカラフルな町です。

「とうちゃーく!とうちゃーく!」

おふろ列車が、洋服屋さんの駅に到着しました。

「私はいつも綺麗に美人にしていなけりゃならないの。」

とツンツンすまし顔で乗ってきたのは、キャベツ美人のキャシーさんです。

キャシーさんは洋服のデザイナーなので、ファッションセンスはピカイチ。

キャシーさんの経営する洋服屋さんは大人気です。

脱いだ洋服を丁寧に畳むと、お上品にお風呂に入りました。

幼稚園の駅から乗ってきたのは・・・

ガタゴト、ガタゴト

おふろ列車は、ゆっくりと進んでいきます。

町の中をゆっくりと進んでいきます。

「わーい!おふろ列車だー!」

「やったー!」

おふろ列車が駅に到着するより前に、小さな声が次々と追いかけてきます。

「とうちゃーく!とうちゃーく!」

おふろ列車が、幼稚園の駅に到着しました。

小さな声の主は、幼稚園に通うトマティたちです。

おふろ列車が大好きなトマティたちは、次々と飛び込んでいきます。

水しぶきが お日様の光を浴びて、きれいな虹を作っています。

花の家から乗ってきたのは・・・

お日様が傾き始め、空がオレンジ色に色づき始めた頃、最後の駅、花の家に到着です。

ガタゴト、ガタゴト

「とうちゃーく!とうちゃーく!」

花の家から乗ってきたのは、オニオンさんです。

オニオンさんは、夕陽を眺めながら、ゆっくりとお湯につかって一日を終えるのが日課です。

「あら、今日は夕焼けに虹がかかって、とても素敵ね!良い夢が見れそうだわ!」

とご機嫌です。

お風呂の後は・・・

お風呂に入って、体の汚れを落とし、心も体もピッカピカ。

みんな大満足の笑顔です。

「ぐ~」

おや?何の音でしょう?

にんじん母さんの子供たちのお腹がなっています。

「ぼく、お腹がへっちゃった」

一番長くお風呂に入っているにんじんファミリーは、流石に腹ペコのようですね。

「じゃあ、帰りにご飯を食べて帰りましょうね」

にんじん母さんはにっこり微笑んで、そう言いました。

おしまい。

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