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読み聞かせ、寝かしつけ、おやすみ用絵本
おやすみ前の時間に読めるような、優しいお話です。
読み聞かせしやすいように、お話は ” 漢字 ” 表記にしてあります。
また、お子様ひとりでも読めるように ” 全ひらがな “ 表記も別ページにご用意しておりますので、ご利用下さい。
うさぎのルビーちゃんが森で出会った赤いスープは、一体どんな味がするのでしょう。
早速読んでみましょう。
「コルカさんの赤いスープ」
ルビーちゃんとコルカさん
ある寒い冬の朝、うさぎのルビーちゃんは、しもやけのお鼻をさすりながら、森を歩いていました。
「寒いよ~」
体の中までひえひえです。
その時、ふわ~んと、どこからか温かい匂いが漂ってきました。
「ん?いい匂い!」
匂いをたどっていくと、熊のコルカさんのおうちがありました。
赤いスープの正体
「こんにちは。何を食べているの?」
「おや、ルビーちゃん。これはボルシチスープさ。こんな寒い日には体を暖めてくれる特別なスープさ。飲んでみるかい?」

「うん!」
ルビーちゃんは体がひえひえだったので、嬉しそうににっこりしました。
「いただきまーす!」
ルビーちゃんは、あつあつで湯気の立つスープを、ふぅふぅしながら スプーンを口に運びました。
「…おいしいっ!!」
コルカさんのボルシチスープは、赤くてキラキラしていて、少し酸っぱい匂いがしました。
ルビーちゃんは、体の中がポッカポカに温まりました。
秘密の言葉
「お野菜とお肉をグツグツ煮込んで少しの酸っぱいクリームを入れたんだ。
おっと、これは隠し味だから内緒にしておいてくれよ。
にんじん、玉ねぎ、お豆さんも入っているよ。」
と、コルカさん。
「そして、おいしくな~れ、おいしくな~れって、魔法の言葉を唱えるんだ」
にっこり笑って、コルカさんはもうひとさじくれました。
赤いスープは、にっこりスープ
その晩、ルビーちゃんはおうちに帰ってママに言いました。
「ねぇ、ママ。私またあのスープが飲みたいの。」
「それなら一緒に作ってみましょう。お店屋さんにお買い物に行きましょうね。」
コルカさんに教えてもらった材料を切って、お鍋に入れると、野菜たちはコトコトとスープの中で仲良く揺れています。
グツグツ コトコト
グツグツ コトコト
お鍋の中から、いい匂いがあふれてきます。
グツグツ コトコト
グツグツ コトコト
やがて、お部屋いっぱいにおいしそうな匂いが広がっていきます。
ママと一緒に作ったスープはコルカさんのと同じ、いい匂いがしました。

グ~~~
ルビーちゃんのお腹がなりました。
グ、グ~~~
今度はママのお腹もなりました。
「パパにも飲んで欲しいな」
「うん、あったまるねぇ」パパもにっこり。
それからルビーちゃんのおうちでは、寒い日にはいつもあの赤いスープを楽しみにするようになりました。
おしまい。
レンジで1分20秒簡単お手軽本格スープ
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